
従来までの結婚式では、親族や友人、会社の上司・同僚など、ゲストを大人数招待するスタイルが主流でした。しかし、ウェディングの多様化が進んでいる現在では、親族だけ・親しい友人だけで行うセレモニーも増加しています。今回は、少人数結婚式の魅力や費用相場、おすすめの演出について詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
少人数結婚式のメリット
少人数結婚式のメリットは、以下の4つです。
メリット1:式準備の負担が軽くなる
結婚式に参列するゲストが少ないと、その分演出の数や規模の関係から準備にかかる負担・時間を減らすことが可能です。また、準備しなければならない項目自体が少ない分、ひとつひとつの準備に丁寧に取り組めるのもうれしいポイントとなります。
メリット2:コストを抑えられる
ゲストが少ないと会場の規模も小さく済み、料理やペーパーアイテムなども少人数分でよいことから、予算を抑えられるのも魅力となります。「結婚式は挙げたいものの予算をかけられない」という場合には、親族だけ・親しい友人だけなどの少人数でのウェディングを検討するのもよいでしょう。
メリット3:アットホームで和気あいあいとした式が叶う
少人数結婚式では新郎新婦とゲストの距離が近いことから、アットホームで和気あいあいとしたセレモニーを楽しめます。ゲストひとりひとりと会話する時間が取れるのは、少人数結婚式ならではのメリットであるといえるでしょう。
メリット4:ゲストに寄り添った対応ができる
親族の中に高齢者がいる場合や赤ちゃんがいる場合などは、少人数結婚式だからこそ、ゲストに寄り添ったきめ細かな対応が可能です。また、引き出物をゲストの年代や好みによって細かく分けたり、ゲストに合わせて料理の味付けを変えて提供したりするといった準備にも時間をかけられます。
少人数結婚式の費用相場はどのくらい?
結婚式費用に関するデータによると、ゲストが10未満以下の場合は155万円、10人以上20人未満の場合は189万円、20人以上30人未満の場合は228万円が費用相場の目安です。
結婚式費用には、司会者の依頼料やドレス費用のようにゲストの人数に関係なく金額が決まる固定費と、料理やペーパーアイテムのようにゲストの人数の増減によって金額が変わる変動費の2種類があります。
そのため、少人数結婚式と大人数結婚式の費用相場を比較すると、変動費の分、少人数結婚式の方が安くなる傾向です。実際に、少人数結婚式の費用相場が約200万円であるのに対し、大人数結婚式の費用相場は約315万円であり、100万円以上もの差があることがわかります。
少人数結婚式でおすすめの演出は?
少人数結婚式の醍醐味は、ゲスト一人ひとりと向き合ったセレモニーを実現できる点です。大人数結婚式では時間や準備の関係で難しい演出も、少人数結婚式であれば可能な例も多いです。ここでは、少人数結婚式においておすすめの演出を3つ紹介します。
個別ギフトを贈る
10〜20人程度の少人数結婚式の場合は、引き出物を個別ギフトとして一人ひとりの好みに合わせて選択することも可能です。大人数の結婚式では基本的には同じ引き出物を全員に渡すことになりますが、少人数だからこそ、ゲストのことを思いながら時間をかけてギフトの選択ができます。
また、招待状のデザインやメッセージをゲストに合わせて変えるのも面白い演出となるでしょう。
ウェディングケーキを1人ずつにサーブする
通常の結婚式では、ケーキ入刀後に調理スタッフがウェディングケーキを切り分けてゲストの元へ運びます。しかし、少人数結婚式であれば、切り分けたウェディングケーキを新郎新婦がゲスト一人ひとりに配りながら感謝の気持ちを伝えるといった演出も可能です。
また、あえてケースのデコレーションを控えめにしておき、用意したフルーツやチョコ、ホイップクリームなどで新郎新婦とゲストが順番にデコレーションを加えてウェディングケーキを完成させるという演出も盛り上がるでしょう。
ウェディングケーキを使った演出を楽しみたい場合には、一度式場スタッフに相談してみてください。
ゲスト全員からのメッセージ
ゲストの人数が少ない場合は、順番にマイクを回して一言ずつ全員からメッセージをもらうのもおすすめです。友人スピーチのような改まったスピーチではなくとも、ちょっとした一言をもらうだけで会場が温かい雰囲気に包まれるでしょう。
大人数結婚式では時間の関係から難しい演出となるため、大切なゲスト全員からお祝いの言葉をもらえるのは少人数結婚式ならではの魅力のひとつです。
まとめ
今回は、少人数結婚式の魅力や料金の目安、少人数結婚式ならではのユニークな演出についても詳しく解説しました。最近では親族のみで行う結婚式や、親族と親しい友人のみの少人数で行う結婚式が増えています。
少人数結婚式は新郎新婦の準備にかかる負担も少ないことから、一人ひとりのゲストに寄り添ったセレモニーが可能となります。変動費が安くなる分、大人数結婚式と比較すると100万円ほどコストが抑えられるため、できるだけ費用をかけずに挙式したい人にもおすすめです。
個別ギフトのプレゼントやウェディングケーキのサーブ、ゲスト全員から一言メッセージをもらうなど、少人数でも盛り上がること間違いなしの演出も豊富です。少人数結婚式を検討している人、これから結婚式を挙げる人は、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。